鹿島宮参集殿造営奉賛趣意書

名張市桔梗が丘の地に、昭和48年5月5日鹿島宮が創建されました。

お祀りしてある神様は、茨城県鹿島神宮から武甕槌大神【たけみかづちのおおかみ】、千葉県香取神宮から経津主大神【ふつぬしのおおかみ】の正式御分霊を奉斎されたもので、奈良の春日大社と同じ御祭神であります。鎮座奉祝祭には、鹿島神宮の東實宮司をはじめ、鹿島宮の藤尾宮司、伊勢神宮の禰宜など、多くの神職により祭典が斎行され、私たちの住む桔梗が丘を中心とする地域の守護神として鎮座されたのであります。

 

この格式高い鹿島宮を盛り立てるべく、昭和52年に鹿島宮氏子会が結成され、氏子会会員並びに崇敬者の皆様のご協力により、毎年5月5日の例大祭をはじめ、諸々の祭典に参拝と奉仕をしてまいりました。おかげをもちまして、年々多くの参拝を得るようになり関係者一同喜びに堪えません。また、初詣、初宮、七五三、結婚式、家内安全、文武上達、心願成就、地鎮祭、交通安全、厄除等のご参拝も日増しに多くなり、ご神徳により多くの方々の崇敬を得るとともにわが桔梗が丘の氏神様として信仰されるようになりました。

 

ところで、現在の神域は本殿と第一回式年造営において建築された拝殿のみであります。拝殿の造営に際しましては、桔梗が丘と周辺地域の皆様、並びに大阪方面、二千三百余名の皆様から多大なご協力を賜ることができ、造営されました。加えて社務所の建て替え、石垣工事等計画以上の成果を収め現状のように境内の整備ができました。

 

鹿島宮においても伊勢神宮の御遷宮や多くの神社に見られる20年毎の社の建て替えや大改修の制度に習い、平成25年5月5日を第二回式年造営と定め、祭典準備の控室、雑祭場、また参拝者の方々の待合室に利用できる参集殿の造営を行い、より一層の境内整備の充実を図りたく、平成21年4月、鹿島宮氏子会総代会において決議されました。

 

鹿島宮に詣で、人々の心が洗い清められることにより充実し、人々がお宮を通じて心の触れ合いを深め、それぞれの人たちの人生が実り多くなることを祈願して鹿島宮鎮座40年債(平成25年5月5日)を完成目標として参集殿を造営いたしたいと計画しました。

 

新しい住宅地で氏神様を持ち、維持発展させている例は全国的にも少ないようです。地域社会の形成には、お宮の存在が大きな役割を果たし、よい人間関係を持った集団生活や文化の発展に寄与してきた事実に学ぶものがあります。

 

わが町の鎮守の森をより充実発展させる大事業であり、御祭神を崇敬する多くの方々にご賛同を頂き、神様にそれぞれの願いや気持ちを込めて皆様全員の結集による奉財で参集殿の造営を願ってやみません。

この地に産まれ、この地に育った子供や孫、そして未来の子供たちのために「心のふるさと桔梗が丘」の一環として、これを進めて物心両面における大いなる桔梗が丘の発展を神様に祈りたいと思います。

 

本事業の趣旨をお汲み取りいただきまして、是非心のこもった奉財をご寄進賜りますよう心からお願い申し上げます。

 

平成21年10月吉日

 

 

三重県名張市桔梗が丘3番町4街区43番地の35

鹿島宮

鹿島宮氏子会

鹿島宮参集殿造営奉賛会

鹿島宮(かしまのみや)

三重県名張市桔梗が丘

3番町4街区43番地の35

 

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