年間行事案内
三重県名張市桔梗が丘にある鹿島宮では、季節に合わせたいろいろなお祭りを行っています。これらのお祭りは、「人生の節目」や「季節の変わり目」に健康や繁栄を祈り、誰にでも起こる病気・偶然の事故・予測しない災害などの災難が、自分の人生や家族に降りかかるのを、神のご加護によって幸運に導いていただく行事です。
「苦しい時の神頼み」ではなく、日ごろから神に近づき、祈りを感謝を捧げれば、「すっきりした気分」「安心・安堵感」のある生活を送っていただけることと思います。
是非お近くにお越しの際はご参拝賜りますようお願いいたします。
・毎月五日 鹿島宮月次祭
毎月5日、午前11時より、月次祭が執り行われ、今月も神のご加護がいただけるよう拝殿に上り、各々が玉串拝礼する行事です。
・一月一日 元旦祭(初詣)
正月には、仕事の関係から離れて生活している家族もそろって、今年一年の幸福を祈るお祭です。元旦の朝には一家揃ってお屠蘇(とそ)を祝い、雑煮を食べるのは神にお供えしたおさがりを頂く意味です。今年こそはと心を一新して神社に参拝し、新たな神の加護を受けるお祈りをします。
正月の三が日はこの初詣の人々でにぎわいを見せます。
・一月十五日 焼納祭(小正月)
「どんど」や「左議長」と言われ、正月の注連縄・松飾りなどを焼く行事です。古いお札、お守り、神棚、破魔矢などが焼かれます。この火で餅を焼く人、また火に手をかざし温かみや灰を身体に擦り付ける人、火を持ち帰りかまどの種火や神棚の灯明にする人、その灰を持ち帰り敷地の清めに使う人・・・いろいろな習慣が見られます。
早朝8時からの神事に始まり、終日にぎわいを見せ、これで正月の行事が終わります。
鹿島宮では、当日の朝「あずきがゆ」、お昼前頃には、「笹酒」が振舞われます。
・二月三日(四日) 節分祭(厄除)
暦の上での大寒が終わり、四日の立春から春を迎えるという季節の節目を祝う行事で、厄払いの節分詣をします。
鹿島宮では、紙の人形(ひとがた)をつくりこれに名前と願いを描き、厄除けの行事を行います。一般的に厄年は、男性25歳、42歳(大厄)、61歳で、女性19歳、33歳(大厄)、37歳とされており、この年の前後の年が前厄・後厄になります。
・五月五日 鹿島宮例大祭
昭和48年5月5日に、三重県名張市桔梗が丘に鹿島宮が創建されたことを祝、毎年この日に御鎮座を記念する例大祭を執り行っています。
餅まきや氏子会総代や関係者による直会(なおらい)の行事があります。
・六月三十日 夏越祓(なごしのはらい)(人形行事)
一年の半分が過ぎ、これから暑い夏になりますが、夏には体力が消耗・低下するので、禍を除くとともに、熱病や悪病をはらう行事を行います。
鹿島宮では、紙の人形(ひとがた)をつくり、これに名前と願いを書き、元気に夏を越せるよう祈願します。
・十一月十五日 七五三祭
平安時代より、男女三才で髪置(かみおき)、男児五才で袴着(はかまぎ)、女児七才で帯解(おびとき)の祝の儀式が現代まで続いたものです。この年頃は、幼児の成育の節目であることから、子供の成育を祝福し、今後のすこやかな成長を祈願します。
七五三詣では、この日の前後の日曜日に多く、鹿島宮ではお守りと千歳飴を授与しています。
七五三
・十二月三十一日 除夜祭
この一年の平安無事を神に感謝し、身に付いた厄をはらう儀式です。1月1日の午前零時を境に、旧年中に一度参拝を済ませ、かがり火に当たりながら時間待ちをし、年が明けて初詣をする、いわゆる「年越え参り」の方も多くいらっしゃいます。